さしぐしと笄(こうがい)
髪飾りには、かんざし、笄(こうがい)、さしぐしなどがありますが、身分や年齢、季節によって使い分けていました。それぞれ象牙(ぞうげ)、べっ甲、動物の角(つの)、金銀、ガラスなどを素材に、かざりの部分には、蒔絵(まきえ)をほどこしたり透(す)かしを入れたものなど、女性のおしゃれごころをくすぐるデザインが工夫されています。写真は、上がさしぐし下が笄(こうがい)です。
昭和初期
こうがい 16.5cm