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羽釜(はがま) 羽釜(はがま)

お米の食べ方は、羽釜(はがま)が考え出される前まで、鍋にお米と水を入れて火にかけ、沸騰すると湯をすててしまい、その後、蒸しあげる方法が一般的でした。これを姫飯(ひめいい)、強飯(こわいい・こわめし)といいます。のちに、お米を最初の水加減のままかまどにかけて炊き上げる方法が一般的になってくると、熱効率もよく、また、かまどに固定しやすい胴につばをつけた羽釜が考え出されました。同時に中の水やお米がふっとうしてもふきこぼれないように大きな重い木のフタがつけられるようになりました。写真のフタは厚みが3.5cmもあります。

昭和中期
直径28cm
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