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きね きね

きねはもともと月でうさぎがもっているような竪(たて)ぎねでしたが、江戸時代に入ると、大量にものがつける横ぎねが使われるようになっていきました。また、きねを男性に、うすを女性にみたてる思想が日本全国にあり、結婚や出産にかかわる風俗もみられます。婚礼の日に花嫁が家を出る時、あるいは嫁ぎ先の家に入る時、門口(かどぐち)できねをまたいだり、花嫁が嫁ぎ先に到着するのを合図にもちつきをするところもあります。

昭和中期
長さ61cm
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