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はと はと

燗徳利(かんどっくり)で、その形がちょうど鳩が口を広げた格好に似ている所から、「はと」「はとかん」と呼ばれていました。この徳利は普通の徳利と違い、囲炉裏(いろり)や火鉢の灰に胴をうめて、ゆっくりと燗することができたので重宝がられました。横においても安定するように工夫されており、口はななめに広くしてあります。囲炉裏や火鉢の姿が消えていくと同時に、この徳利も姿を消していきました。

大正〜昭和初期
長さ15.5cm
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