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ちゃぶ台 ちゃぶ台

日本は古くから、各人、自分の膳を使って食事をしていました。これは、家族の中でさえもはっきりとした身分格差があったので、同じテーブルを囲むという平等な人間関係は存在しなかったためです。明治時代以降、外国からいろいろな文化が入ってくると、この身分格差が次第に崩れ始め、大正時代になると、膳にかわってテーブルが各家庭に定着し始めました。それでも膳のなごりから、テーブルの高さは30センチもありませんでした。また、日本の家屋にあうように脚がおりたためて収納できるように改良され、ちゃぶ台ができあがりました。写真のちゃぶ台は、まん中に取り外しのできる部分があり、床に七輪を置くとちょうど七輪の頭の部分だけがちゃぶ台に出るように工夫されています。

直径87cm x 高さ26.5cm
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