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恵比寿(えびす)と大黒(だいこく)の土人形 恵比寿(えびす)と大黒(だいこく)の土人形

右側の恵比寿は、遠い世界からやってきて、人々に幸福をもたらしてくれる来訪神(らいほうしん)と考えられています。もともとは漁業の神様として信仰(しんこう)されていましたが、都市になると福をまねく商売の神様として、また農村においては田の神様として信仰されました。また、恵比寿は神無月(かんなづき=10月)にすべての神様が出雲(いずも)へでかけてしまうのに対して、おるすばんをする神様でもあります。そのため10月にはえびす様をなぐさめるために「恵比寿講(えびすこう)」というおまつりを行っていました。左側の大黒は、台所の神様で恵比寿同様、田の神様、豊作の神様として信仰されました。二人(?)とも七福神の一員で、組でかざられことが多かったようです。

高さ17cmと高さ18cm
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