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洗濯板(せんたくいた) 洗濯板(せんたくいた)

一枚の板ですが、両面に凹凸が細かく彫られています。たらいの縁にかけて、この凹凸面に洗濯物を押しあてて力一杯こすって汚れを落しました。固形のせっけんも使われていましたが、現代のように良く汚れが落ちるわけでもないので、力とコツのいる重労働でした。それでも洗濯機が普及しはじめた昭和30年頃になっても、まだ、洗濯板を使って手で洗う人がたくさんいました。また、洗濯板はやせててあばらの浮いた人の胸を、揶揄(やゆ)する言葉として使われていました。

板の長さ50cm
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