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くけ台 くけ台

着物を仕立てる時、布がたるまないようにその一端をつっておく台です。さおの先には針山がついていて、その下には布をひっぱるためのクリップがついています。下の台の部分を座布団の下にひき体重をかけ、針山のついているさおを安定させて使いました。針山には針の運びがスムーズにいくように少し油をふくんだ頭髪や米ぬかなどがいれてありました。和裁で「くける」とは表から縫い目が見えないように縫うことをいいます。

高さ32.5cm x 台の長さ53.5cm
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