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万石とおし 万石とおし

稲穂を脱穀してから、白米へと仕上げるには、その都度ふるいにかけてゴミと穀物を選別しなければなりません。その作業はとても細かく、だんだんとふるいの目を小さくしながら、手で作業していました。このよな手間を解消したのが、千石とおし、万石とおしと呼ばれるものです。精白途中の糠(ぬか)や細かいゴミが混ざった米を上の口の部分に入れ、ななめに固定した網の上を転がり落とし、その間に選別する仕組みになっています。名前の「千石」「万石」は、今までよりも圧倒的な数が選別でる、という宣伝効果をねらったものです。

高さ123cm
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