客用飯びつ
西日本では「おひつ」、東日本では「おはち」とよばれていました。ごはんがたけると、おかまからおひつに移し、食卓まで運びました。ほとんどのものが桧(ひのき)で作られており、おかまからおひつに移すことによってよぶんな水分を逃がし、その上、保温性もよかったので、必ずうつしかえていました。また、お客さまには漆(うるし)をぬったおひつを使っていました。写真はその大きさからすると、たくさんの人が集まる席で使われたと思われます。
直径39cm x 高さ23cm