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土人形(つちにんぎょう) 土人形(つちにんぎょう)

型にどろをつめ、焼いて色をつけただけのそぼくな人形で、農家の冬の間の内職仕事として戦前まで日本全国でみられました。誰でも型さえあれば簡単に作ることができたので、安く大量生産品として主に地方の庶民の間に広まりました。別名土雛(つちびな)と呼ばれる通り、3月や5月の節供人形を中心に、年中行事、縁起(えんぎ)、その土地の風俗(ふうぞく)や説話、はやっているおしばいなど様々なものから題材をとっていました。

明治〜昭和初期
高さ27cm、23.5cmと19cm、19cm
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