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2 地域包括ケアシステムの推進  

 

  厚生労働省は2025年を目途に、高齢者の尊厳の保持と自立生活支援を目的と

して、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最後まで続けるこ

とができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制「地域包括ケアシステム」

の構築を推進している。また、

「地域包括ケアシステムの構築」のためには、多くの

医療職種によって提供される在宅医療と、介護関係職種を加えた多職種による真に

包括的なケアのための協働・連携の体制を整えることが必要である。 

  当町では、平成27年度から尾北医師会の協力を得ながら、この取り組みをすす

めてきた。平成29年度からは、地域包括ケアシステムを「地域(まち)づくり」

と捉え、持続可能な地域づくりにむけて、地域の強み、弱み、住民ニーズ、地域課

題を整理する過程から地域の関係者を巻き込みながら進めていく取り組みをはじめ、

平成30年度は、3つの地域自治組織に対して、まちづくり座談会を14回行った。 

 

進化する地域包括ケアの植木鉢 

出典:平成28年3月 地域包括ケア研究会報告書