4 目標又は改善策に対する取組内容 

(1) 健康おおぐち21第二次計画の啓発と推進を図るため、健康マイレージ事業や健康 

教育時、体力測定やポールウォーキングなど、啓発の機会をとらえてより多くの人へ 

の周知を行った。体力測定は老人クラブの他、子ども会からの依頼や運動施設指定管 

理者の自主事業により既存の事業以外の対象者へ実施を行った。ポールウォーキング 

は第8期健康推進員の研修会や介護予防にも組み込んだ結果、地区活動としての実施 

や地区自主グループが立ち上がり、住民間での普及が見られた。一方で、ポールウォ 

ーキングリーダー会を年6回定例会とし、啓発の方法や自主グループの進捗状況など 

の情報交換を行った。 

 

(2) 健康マイレージ事業は前年度の検討部会を踏まえて8月から事業を開始した。広報 

への折り込みや健康教育や体力測定時など機会をとらえた啓発を行った。また、町内 

外の事業所からの協賛をいただき、健康マイレージ達成者対象の抽選会を11月と3 

月の2回実施した。

 

 

(3) 生活習慣病の重症化予防対策としては、戸籍保険課と連携し、前年度の糖尿病重症 

化予防講座の受講者を対象として生活習慣改善の実践編として2回コースの健康講 

座を実施。その他、特定保健指導の対象外となる血圧・血糖値・慢性腎不全(CKD) 

対策の重症化予防事業は電話訪問による受診確認や生活改善の保健指導を行った。 

 

(4) 第8期健康推進員の研修会は今年度5回実施。代表者会などで地区活動の情報交換 

をしながら、今までの地区活動の見直しとグラウンドゴルフは同好会にするなど改革 

を行った地区もある。事業評価として、健康推進員全員にアンケートを実施した。 

 

 

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健康生きがい課 

 

5 成果及び評価  

(1) 健康おおぐち21第二次計画の推進のうち、体力測定は今年度の実施者数が723 

人、平成24年度からの実施者数が延べ3,019人となった。前年より100人減 

となったが、体力測定の結果を活かした運動教室の実施など、成人保健事業と絡めた 

運営を行った。また、元気づくりサポーターや業務委託団体との連絡調整も滞りなく 

実施できている。元気づくりサポーターや関係機関との意見交換会において、体力測 

定結果を共有することで、今後の取り組みについて話し合うことができた。一方、ポ 

ールウォーキングの普及と啓発においては、健康推進員の地区活動として新たに組み 

入れた地区もあり、健康推進員やポールウォーキングリーダーを中心に町内8か所で 

自主活動が継続されている。 

 

(2) 健康マイレージの達成者は108人、健康マイレージに取り組むことで生活習慣の 

見直しを行い、よい生活習慣を継続するきっかけとなっている。協賛は町内外の19 

事業所からあり、健康マイレージ達成者のインセンティブになっている。 

 

(3) 昨年度の実践編として行った糖尿病重症化予防対策講座の申込者は23人。運動習 

慣の定着の場として、ポールウォーキング自主グループの紹介など他事業と一体的に 

取り組んだ。一方、血圧・血糖値・CKD対策として行った重症化予防の保健指導は 

対象者157人に対して、電話や訪問等により119人行った。1回の電話や訪問で 

受診や生活習慣改善に結びつかないケースも多く、1人に対して複数回のアプローチ 

が必要なうえ、継続した支援が必要。生活習慣改善は個人での継続が困難な人も多い 

ため、定期的な自主グループ活動や健康講座など集団での支援の場が必要である。ま 

た、受診勧奨を行う際に近隣の専門病院を把握しておくなど課題も上がった。今後も 

戸籍保険課の特定健診・特定保健指導及び国保データヘルス計画と連動した重症化対 

策を実施していく。 

 

(4) 第8期健康推進員56人の任期2年が終了した。研修会への出席は毎回2/3以上 

と意識は高く、事業評価アンケートから、

「自分の健康を見直す機会となった」とい 

う回答が多かった。健康推進員が変わることで、各区の事情を踏まえて事業の見直し 

をしながら活動交付金を効果的に使った活動がなされている。 

 

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