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学校給食センター 

4 目標又は改善策に対する取組内容 

  衛生管理の基準に対応するため、日常業務の調理、洗浄の作業員(臨時職員)を1 

 名増員した。 

  給食センターの運営管理のあり方については、現状を把握しながら随時、検討をし 

 た。 

  繊維強化プラスチック製のトレイを7月に購入し、2学期から使用できるように夏 

 休み中に全ての小中学校のトレイの入れ替えを行った。 

給食の残菜量を減らす取り組みとして、毎日、日常点検表に学校ごとに残菜量を記 

 録した。また、6月と11月にそれぞれ5日間、主食と牛乳を含めて残菜量調査を行

った。 

  学校給食における地産地消の推進は、農業生産団体に可能な限り地場産物の提供を

お願いした。 

学校給食栄養報告の充足率が国の学校給食基準を充たすため、乳製品、小魚、デザ

ート類、海藻類、イモ類等を現状に加えて更なる食材が提供できるように小・中学校

の給食費の改定を行った。 

 

5 成果及び評価 

  今年度は、調理員(臨時職員)の急な退職や病気による長期欠勤もあり、調理員の

やり繰りに苦慮した。また、今年度末に配送員2名が定年を迎えたため、1月から配

送員の募集を行ったが3月末現在1名の応募しかなく、4月以降も引き続き募集を行

っている。給食センターの運営管理のあり方を検討する中で、調理業務と配送業務の

業者委託にすることも視野に入れて今後取り組んで行きたい。 

給食の残菜量を月ごとに集計して、献立委員会で各小中学校の給食主任の先生に残

菜量を報告すると共に、給食センターの栄養教諭と栄養士が、小中学校の給食時間に

訪問して食の大切さを児童・生徒に教え残菜量の減少に努めた。 

学校給食に使用した地場産物の品目数は、昨年度と比べ、1品目減って6品目であ

ったが、天候に左右される地場産物を給食に使用するために給食の献立を入れ替える

など苦慮した。

平成28年度学校給食栄養報告の充足率においては、国が示した学校給食基準と比

較して、小学校が鉄分75%、食物繊維87%と低い数字となっている。また、中学

校も、脂肪79%、カルシウム81%、鉄分70%、ビタミンC83%、食物繊維8

3%と低い数字となっている。この不足を補うためには、乳製品、小魚、デザート類、

海藻類、イモ類等を現状に加えて更なる食材を提供する必要があるため、小学生の給

食費を236円から250円、中学生の給食費を266円から286円の改定を行っ

た。 

 

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