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歴史民俗資料館 

4 目標又は改善策に対する取組内容 

(1) 来館者数の増加及び認知度向上 

 ア 常設展示室の無料開放(子ども達に遊びながら昔の道具に触れる場の提供) 

  イ 年4回の企画展開催 

   (ア) 春の企画展「端午の節句」 

   (イ) 夏の企画展「大口町・松江市姉妹都市提携記念(前期) 姉妹都市・松江

はどんなまち!?」 

   (ウ) 秋の企画展「大口町・松江市姉妹都市提携記念(後期) 堀尾氏の築いた

松江城と城下町」 

   (エ) 冬の企画展「ひなまつり」 

 (2) 小中学校との連携 

   学校授業等での見学受け入れ(計8件、418人)

。授業は担当教諭と密に連携  

し、実物の資料を触れながら使い方等を体験できる内容で実施。 

 (3) 所蔵資料の整理及び活用 

  ア 収蔵品及び新規寄贈資料の電算登録及び整理 

  イ 文化財収蔵庫の期間限定開放日を設定し、収蔵品を見学できる機会の創出。 

  ウ 大口町社会福祉協議会との連携事業「オレンジカフェ・大口」における資料

貸与及び回想法の要素を取り入れたワークショップの開催。 

 

5 成果及び評価 

(1) 春の企画展「端午の節句」及び冬の企画展「ひなまつり」は、例年どおり大変

多くの来館者で賑わった。毎年多くの来館者で賑わう冬の企画展は今回10回目

を迎えたが、現状の対応では来館者に満足なサービスを提供できない状況となり

つつある。このため、両企画展をさらに改善するべく、新しい運用体制づくりが

必要となる。年間来館者数は15,635人と、過去最高だった昨年度をさらに

更新した。平成23年度以降、毎年来館者数は増加し続けているため、この水準

を維持・発展できるように資料館の認知度及び利用度の向上に努める。 

(2) 小中学校との連携について、今年度に実施したものは継続しつつ、新しい連携

方法を学校側に提案し、児童及び生徒が郷土の文化遺産を身近に感じ、郷土への

愛着を持つことができるような事業を展開させたい。特に中学校については、次

年度以降重点的に連携ができるように推進したい。 

(3) 「オレンジカフェ・大口」での取り組みは、収蔵品をただ保存するのみではな

く、様々な多岐にわたる分野の資料を活用することができている。本事業は次年

度以降も継続し、実際にどの程度効果があるのか、アンケート等を行いながらデ

ータを収集し、より発展した取り組みにしていきたい。 

 

 

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