会計
公共下水道事業特別会計
予 算 額
873,567,000円
決 算 額
847,622,580円
財
源
内
訳
国・県支出金
22,000,000円
使用料等
294,868,317円
繰入金
465,380,474円
地方債
49,300,000円
その他
16,073,789円
一般財源
0円
総合計画
体 系
基本目標
基本政策
1 目的
公衆衛生の向上に寄与し、併せて公共用水域の水質の保全に資することを目的とする。
2 平成27年度までの経過又は課題
平成28年4月1日現在の大口町における下水道普及率は、82.2%、水洗化率
は、79.4%で、それぞれの数値を向上させる必要がある。特に水洗化については、
広報、ダイレクトメール、個別訪問により、未接続者への理解を求めていく必要があ
る。
地下水位が高い時期に不明水が増加するため対策が必要である。
下水道事業における経理内容の明確化、透明性の向上を図るため、人口3万人以上
の団体は平成32年4月までに公営企業会計への移行が義務付けされた。大口町のよ
うな人口3万人未満の団体についてもできるだけ移行する旨の国の指導があるため、
制度への理解を深める必要がある。
下水道の利用区域拡大に向け管路整備工事を優先してきたため、整備後の舗装復旧
工事が遅れていることから、平成26、27年度は舗装復旧を重点的に実施した。
中小口一部地区の無接道用地の解消に向け整備される区域においては、整備のタイ
ミングに合わせて下水道工事を実施した。
国から下水道整備について今後10年で概ね完了することが求められており、経済
的に整備を行う必要がある。
国道41号の6車線化に伴い支障となる各種占用物件が国から移設を求められ、町
の下水道施設も一部対象となることから準備が必要である。
農業集落家庭排水施設の公共下水道(右岸)への接続について、事前協議が整ったの
で引き続き必要な事務、準備を進める。
3 目標又は改善策
水洗化率の向上のため、広報での周知、ふれあいまつりでの啓発活動を行い未接続
者に早期接続を促す。
公共下水道事業特別会計
都市整備課
不明水対策として、調査、修繕工事の実施と中長期的な計画を検討する。
企業会計への移行に向け、積極的に研修会等に参加し会計制度への理解を深める。
上小口、河北地区の舗装復旧を施工する。
下小口三丁目市街化調整区域内集落の下水道管渠敷設工事を施工する。
上小口、中小口地区及び国道41号6車線化に伴う支障移転設計業務を行う。
4 目標又は改善策に対する取組内容
4月、6月及び9月号広報での周知と11月6日のふれあいまつりで啓発活動を行
い、下水道事業への理解と未接続者に早期接続を促した。
不明水対策として、人孔内調査とTVカメラ調査を行い、前年度調査した外坪地区
で修繕工事を実施した。また、中長期的な計画としてストックマネジメントの考えに
基づいた簡易な検討を行った。
企業会計への移行に向け、小牧市役所で行われた研修会に参加し、理解を深めた。
上小口地区は交通量の多い路線を優先的に、また河北地区は県道斎藤羽黒線南側地
区と、郷中で交通量が多い富士見橋西側交差点の舗装復旧工事を実施した。
下小口三丁目市街化調整区域内で下水道管渠敷設工事を実施し供用開始した。
上小口(二丁目、金三西)及び中小口(下山伏、下之段他)について、地元説明会を行
い測量設計を実施した。また、国道41号6車線化に伴い支障になる下水道管渠の移
設設計を、道路管理者及び上水道管理者等他占用者と協議を行い実施した。
5 成果及び評価
下水道事業への理解の深まりと未接続者に早期接続の成果として、平成28年度中
で234戸の新規接続が行われた。
不明水対策の結果、工事を施工した左岸の不明水率が平成27年度の88.55%
から82.69%へ改善された。また、地下水位の低い冬場に行った工事があるので、
平成29年度はさらなる改善が見込まれる。
企業会計への移行はいずれ義務化が見込まれることであり、今後も情報収集に努め
ていく。
上小口地区については、道路管理者と調整し町道郷浦1号線の道路改良工事(歩道
設置)を施工し、河北地区については、富士見橋西側交差点の交通安全対策工事と同
時に施工することにより、安心安全な道路整備の実施と工期の短縮が図れた。
下水道管渠敷設工事を実施した下小口三丁目市街化調整区域の集落は、側溝等から
の臭いのため浚渫の要望が多かったが、供用開始により環境の改善が期待できる。
上小口(二丁目、金三西)及び中小口(下山伏、下之段他)の測量設計の実施により、
市街化区域の測量設計は一通り完了した。また、国道41号の下水道管渠の移設設計
を実施したことにより、国が進めている6車線化工事に伴う大口町地内施工時の下水
道管渠移設工事を速やかに実施できる。
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