5 成果及び評価
⑴
日本語教室Cerejaカフェにおいて、学習者の増加に加え、教員OBや学
習者が勤める企業の社員など、多くの方の協力が得られるようになってきている。
今後とも、日本語教室Cerejaカフェを外国人住民が気軽に参加できる場と
して発展していくことを期待する。
⑵
子ども向け日本語教室ボランティア養成講座を実施し、人財確保と育成を図れ
た。受講者が主体となって教室立ち上げに向けた具体的な動きがあり、今後も場
所の確保や学校との連携など子ども向け日本語教室開設のため必要な支援を行っ
ていく。
⑶
多文化共生レインボーにおいては、日本語教室を中心として、多文化共生、国
際理解等の情報や人材が集まる場所として認知されてきている。こうした活動を
通じて、多文化共生への理解者が増えていくものと期待している。
⑷
海外派遣事業については、中学生から大学生まで幅広い世代が参加するように
なり、異文化体験のみならず世代を超えた絆づくりの場としても大切な役割を担
っている。過去の参加者で構成される団体への参加、日本語教室Cerejaカ
フェでのボランティア活動など、本事業がきっかけで国際的視野を持ち、まちづ
くり活動に参加・参画している姿が見受けられるようになっている。
⑸
派遣事業報告会は、中学校ランチルームで開催するなど、全生徒が参加者の体
験談を聞くことができる機会を積極的に作ってきた。今後も、様々な方法により
参加者の体験を伝え、多くの生徒の参加意欲を高めていくことが必要である。
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