生涯学習課(歴史民俗資料館)
4 目標又は改善策に対する取組内容
南保育園及び西保育園での「郷土を愛する心を育む活動」
(南保計6回、西保計3
回)
、各小学校において「郷土の偉人 堀尾吉晴公」をはじめとした出張授業及び資
料貸与、中地域自治組織のアドバイザー、南地域自治組織が発行する「南地域まち
づくりかわら版」への寄稿は昨年度から継続して実施。
平成30年度は、資料館利用マニュアルを作成し、町内の教職員に配布。より具
体的な支援について提案した。さらに教職員に対しては、8月に大口町歴史文化講
座を開催した。
そして中学校2年生を対象に、
堀尾吉晴公に関する授業を実施した。
また、資料館秋の企画展「地域の災害を知る~入鹿切れ~」で展示した資料及びパ
ネル等を中学校で展示し、小学校では休み時間を利用して「入鹿切れ」に関する講
話を行った。北地域自治組織とは福祉部会と連携し、地域内の文化遺産を巡るウォ
ーキングを開催した。
大口町まちづくり団体「おおぐち歴史ガイド」は、生涯学習講座で講師を行うと
ともに、金助桜まつりに合わせ、堀尾跡公園内で堀尾氏ゆかりの地のガイドを実施
した。さらに、大口南小学校と名古屋市白鳥小学校との交歓会では、両校児童が堀
尾氏ゆかりの地を巡る際のガイド役を担った。
5 成果及び評価
平成29年度から継続した事業に加え、小中学校を中心に多くの団体と連携を図
ることができた。
特に中学校で実施した堀尾吉晴公に関する授業は、
小学校6年生、
中学校2年生と、子ども達の各段階において違う視点から堀尾吉晴について学ぶこ
とにより、郷土の偉人を深く知ることができる機会を創出することができた。南保
育園を卒園した園児は、
「郷土を愛する心を育む活動」でも堀尾吉晴公を取り上げて
いるため、その効果はさらに高くなると想定される。また、小学校の休み時間を利
用して郷土の歴史及び文化に関する講話を実施することについては、学校側にあま
り負担をかけず連携できる方法の一つであると考えるため、次年度以降、発展的に
継続できるように提案していきたい。
その他、
「おおぐち歴史ガイド」を筆頭に、地域自治組織のイベント等、地域の住
民を対象に歴史及び文化を活かした事業をさらに広がるように働きかけていきたい。
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