国際交流事業特別会計 

地域協働課 

せるため、月に1回、ボランティア会議を実施し、学習者の状況を情報交換してい

る。また、活動の充実を図るためボランティアの増加に努めた。 

(2) 多文化共生レインボーでは、外国人住民が気軽に地域社会に参加できるきっかけ

作りの一環として「ふれあいまつり」に参加している。 

(3) 学校生活や部活動等を離れ、異年齢の仲間とチームを作り、異文化体験をするこ

とで本町のまちづくりの人財を発掘し、育てるためのきっかけ作りとして、毎年、

海外派遣事業を実施している。平成30年度は、国際交流事業推進委員による選考

を経た町内の中学生(2・3年生)8名、高校生3名、大学生1名の計12名をシ

ンガポール・マレーシアに派遣した。 

 

5 成果及び評価 

(1) 日本語教室において、学習者の増加に加え、新たに海外派遣経験者の高校生や大

学生がボランティアに参加してくれるなど、多くの方の協力が得られるようになっ

てきており、外国人住民が気軽に参加できる場として発展していくことを期待する。

 

(2) 多文化共生レインボーにおいては、日本語教室を中心として、多文化共生、国際

理解等の情報や人材が集まる場所として認知されてきている。こうした活動を通じ

て、多文化共生への理解者が増えていくものと期待している。 

(3) 海外派遣事業については、中学生から大学生まで幅広い世代が参加し、異文化体

験のみならず世代間の絆づくりの場としても大切な役割を担っている。この派遣事

業により過去の参加者で構成される団体の活動に参加する他、日本語教室にボラン

ティアとして活動する参加者も出てきており、本事業がきっかけで国際的視野を持

ち、まちづくり活動に参加・参画している姿が見受けられるようになった。 

(4) 派遣事業報告会は、中学校ランチルームで開催するなど、全生徒が参加者の体験

談を聞くことができる機会を積極的に作ってきた。今後も、様々な方法により参加

者の体験を伝え、多くの生徒の参加意欲を高めていくことが必要である。 

 

○収支状況 

区 分 

30年度決算額 

(円) 

29年度決算額 

(円) 

増 減 額 

(円) 

増減率 

(%) 

歳入総額 

5,093,330 

4,828,961 

264,639 

5.5 

歳出総額 

5,093,330 

4,828,961 

264,639 

5.5 

歳入歳出差引額(A) 

翌年度へ繰り越すべ

き財源(B) 

実質収支(A)-(B) 

単年度収支 

※単年度収支=当該年度の実質収支-前年度の実質収支 

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