国民健康保険特別会計 

戸籍保険課 

5 成果及び評価 

 (1) 収納率の向上 

   収納強化月間や短期保険証更新時において、税務課との連携による納税相談を

実施した。その際、納税資力の有無及び滞納原因を把握するために生活状況等の

確認を行い、

早期滞納解消に向けて納税することへの動機付けを行うことに努め、

滞納整理を実施した。また、滞納者の負担軽減を図るため、複数年度にわたり滞

納が生じているものについては、延滞金抑制の観点から過年度分の納付から優先

して取り組んだ。 

収納率は、平成元年以降過去最高となった平成29年度の水準を維持できず、

現年度分が1.

1ポイント、

過年度分については5ポイント下回る結果となった。 

    

 (2) 医療費抑制のための取組 

  ア 医療費の抑制 

重症化予防事業については、医療機関と相談の上、糖尿病治療中の対象者の基

準値をHbA1C8.0以上に見直して実施した。結果として、治療中断者はおらず、

今後の継続受診を促した。 

  イ 療養費の抑制 

    柔道整復師及び鍼灸師の施術内容について、8件調査し、すべての回答があっ

た。調査結果からは、適正な施術がされていることが確認できた。 

 

 (3) 特定健康診査受診率・特定保健指導率の向上 

   過去6年間の特定健診の受診履歴、結果、問診データを基に、AI(人工知能)

を用いて受診勧奨すべき対象者及びその対象者の健康意識を分析し、勧奨対象者

の特性に合わせた通知物を用いて受診勧奨を行った。 

 その結果、全体の受診率は、平成29年度受診率47.4%から51.8%(暫

定値)と、4.4ポイント増加した。特に、5年連続健診未受診者の受診率が前

年度比7.7ポイント増加し最も高かった。 

 

 

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