後期高齢者医療特別会計 

戸籍保険課 

 

3 目標又は改善策 

  普通徴収保険料(現年分)の収納率の向上と平成28年度~平成29年度の滞納繰

越分の完納を目標とする。文書による納付催告を繰り返し行うことにより、納付方法

に対する誤解や納め忘れによる未納の早期解消を図る。 

  高齢のため文書をあまり読まない、若しくは理解されにくい被保険者の方もいるの

で、能動的に接触を図り、納付相談を実施する。納付相談の際には、被保険者の収入、

生活状況等を十分に把握のうえ、必要に応じて保険料の減免、分割納付等により対応

する。 

 

4 目標又は改善策に対する取組 

  被保険者証年次更新時に、保険料が未納となっている被保険者に対して、窓口に

来庁をお願いするなど納付相談を行い、納付相談の状況を踏まえて納付誓約書の徴

取を行うなど、被保険者の状況に応じた収納対策に取り組んだ。 

 

5 成果及び評価 

  後期高齢者医療制度創設から10年が経過し、概ね制度の周知がされてきたが、7

5歳の年齢到達により後期高齢者医療に加入後すぐに年金から保険料が特別徴収さ

れる、あるいは国民健康保険に加入をしていたときの口座振替がそのまま継続すると

いう誤解から、未納となる場合がある。 

そのため、未納の案内文書の送付や電話での制度内容の説明を行うなど、理解をい

ただき、併せて口座振替の勧奨をしたが、現年分普通徴収保険料の収納率は99.4%

と、平成29年度から0.1ポイント減少し、滞納繰越分の収納額は、140,40

0円で、収納率は、47.4ポイント減少した。 

 後期高齢者医療制度では、保険料が制度の安定的な運営に欠かせない財源であり、

被保険者間の負担の公平性という観点からも、収納率の一層の向上や滞納を未然に防

ぐために制度の周知等に努め、税務課と情報を共有し、協力しながら進めていく。 

 

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