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福祉こども課 

 

保育が提供できるように工夫する。 

(2) 木育は、年間を通して計画的に行い、園生活の中で自然に木と触れ合い、ぬくも

りを感じ、香りをかぐなど、木を含めた自然物の良さを体感することで子どもの心
を豊かにし、好奇心を高めるなど子どもの成長を保護者と共に実感できるような活
動展開をしていく。 

(3) 子どもの心身の発達を促すには、食事と運動が大切と考える。家庭の食事と保育

園給食とのバランスを考えながら、栄養価を満たすことはもちろんであるが、食欲
をそそる美とバランスを考え、給食提供ができるように進めていく。また、3歳未
満児、特に0歳児の給食の在り方を保護者とともに考え、子育て家庭への支援を進
めていく。 

 
4 目標又は改善策に対する取組内容 

(1)

 

保育所保育指針の改定により、今まで行ってきた保育計画や保育内容の見直しの  

実施に向けて、研修の受講や保育園視察を行い、保育士の質の向上に努めた。また、 
保護者へも保育の理解を得るように、保護者発信の仕方を工夫した。体力作りでは、

 

体操教室の活動をもとに、日常の保育の中でも体を使った遊びが継続できるように 
努めた。また未満児保育実施研修で学んだ体幹を鍛える遊びなども日常保育の中に 
積極的に取り入れた。 

(2)

 

木育活動の一つである親子マイ箸づくりでは、3年間の経験を活かし、保護者の 

思いを受け止めながら、作業工程の見直しを進めた。また、自然物に触れたりする 
機会を多く持ったり、廃物利用をしたりしながら活動を計画的に進めた。物を大切 
にする心や相手を気遣う心を育てる中で、

「空間ケア」として、保育環境を整えな 

がら保育展開も進めていった。 

(3)

 

働く保護者を支援する中で、食事の大切さを園だより等で伝えていった。特に未 

満児の食事に関しては、入所時に食事の状況を確認し、離乳食対応をすすめた。 

 

5 成果及び評価 

(1)

 

生活発表会への取り組み方の見直しを行った。保育園によって多少違いはあった 

ものの、子ども主体の遊びが展開されていった。保護者は今までとは違った印象を 
持たれたと思うが、活動の取り組み状況を丁寧に伝えていくことで保護者理解を得 
ることができた。体力作りでは、固定遊具のある保育園、固定遊具がない芝生の保 
育園など園によって環境は様々であるが、保育園ごとに計画をもち、活動展開を行 
っている為、子どもたちは順調に体を使った運動遊びができていた。年長児公開体 
操教室では、子どもの成長を喜ぶ保護者の声が多く聞かれた。 

(2) マイ箸づくりは、定着や保護者理解もあり、保護者の作業工程を少し増やすこと

ができた。その結果、達成感も増したといえる。自然物や廃物を利用した「もった
いない工房」という活動では、物を大切にする心や相手を気遣う心が育ち、備品の
メンテナンスや保育環境を整えることによって人やモノを大切に思い、相手を気遣
い使いやすくする行動が園児にもみられるようになった。 

(3)未満児用の給食は、管理栄養士が細かく聞き立った内容に基づきながら、栄養面

や子どもの成長を意識した給食提供ができるようになった。 

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